
少しずつ暖かくなり、たけのこがおいしい季節がやってきました!
旬のたけのこは風味豊かで、シンプルに焼いたり揚げたりするだけでも、そのおいしさを堪能できます!
今回は、春の味覚のひとつである「たけのこ」を深掘りしていきます!
【「たけのこ」ってどんな野菜?】
たけのこは、土中に埋まっている竹の若い芽を掘り起こしたものを指します。
種類は約70種類ほどあり、一般に食用にされているものは孟宗竹(もうそうちく)をはじめ、ほんの数種類です。
低カロリーかつ食べ応え、噛み応えがあるので、ダイエット中の方にもおすすめの食材です。
【たけのこは、部位ごとに上手に使い分けよう!】
たけのこは部位ごとに食感の違いがあるので、以下のように使い分けるのがおすすめです。
●姫皮(筍の皮をむいたときについている、穂先のやわらかい皮の部分)
やわらかさと優しい味わいをいかし、お吸い物や和え物などに。
●穂先
各部位のなかで最もやわらかく、たけのこ特有の風味が強い部分。
形をいかしてくし形切りにし、お吸い物や炊き込みご飯、和え物、煮物などに。
●中間部
最も使い勝手がよい部分。
ほどよい歯応えがあるので、炊き込みご飯や天ぷらなどに。
●下の部分
繊維が多くかたいので、細切りにして青椒肉絲などの炒め物に。
【たけのこの栄養をチェック!】
たけのこは約90%が水分ですが、以下の栄養素が比較的多く含まれています。
■カリウム
余分なナトリウムを体外に排出し、高血圧やむくみ、冷え性を予防します。
そのほか、筋肉の働きを正常に保つ働きがあります。
■チロシン
たけのこを切ったときに出る白いものは、アミノ酸の一種であるチロシンです。
チロシンは脳内の神経物質であるアドレナリンやドーパミンの材料となり、脳を活性化させる効果が期待できます。
■食物繊維
セルロースという不溶性の食物繊維は水分を吸収して膨らむため、腸を刺激し、便秘や大腸がんの予防に役立ちます。
■アスパラギン酸
うま味成分であるアスパラギン酸は、代謝を高め疲労回復やスタミナアップに働きます。
【皮つきのたけのこは、スピード勝負!】
たけのこは、収穫した瞬間からどんどん鮮度が落ちていくデリケートな食材です。
収穫して3~4時間で、えぐみは2~3倍にもなると言われています。
また、時間が経つにつれて香りが抜け、食感もかたくなってしまうので、購入したらすぐに下処理をしましょう。
<たけのこの下処理方法>
1.たけのこは2~3枚皮をむき、皮つきのままよく洗って根元のかたいイボイボをそぎ落とす。
2.穂先の部分をななめに切り落とし、皮の部分に縦に1本切り込みを入れる。
(火の通りをよくするため)
3.鍋にたけのことひたひたの水を入れ、米ぬか(無ければ米のとぎ汁でも)ひとつかみと赤唐辛子1本を 入れて火にかける。
※ゆでるときに米ぬかを加えることで、えぐみを取り除きます。
4.沸騰したら弱火にし、落とし蓋をして根元に竹串がスッと刺さるまでゆでる。(約1時間)
※途中で水が少なくなったら、適宜水を足してください。
5.火を止め、ゆで汁のなかでそのまま自然に冷ます。
6.冷めたら水で洗ってぬかを落とし、切れ目から皮をむく。
ゆでたものは、保存容器などに入れてたけのこがかぶるくらいの水に浸しておけば、冷蔵庫で1週間程度は日持ちします。(ただし、1~2日おきに水は変えてください。)
水煮のものは通年販売されていますが、生のたけのこが出回るのはこの時期だけ!
下処理の手間はかかりますが、味は格別です。
味つけは薄めにして、旬ならではの香りや味を楽しんでみてはいかがでしょうか?
Text by ろい/食育インストラクター











